2026 vol67 (10)
Plant & Cell Physiology
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Plant & Cell Physiology
薬用植物において、ストレス適応と特化代謝がどのように調節されているかを理解することは、ストレス耐性や植物の品質を向上させる上で重要である。Liらは、高山に生育する薬用植物 Herpetospermum pedunculosum のAP2/ERF転写因子ファミリーを解析し、塩ストレス耐性を正に制御する転写因子HpERF144を同定した。HpERF144 の発現を抑制すると塩ストレス感受性が高まる一方、過剰発現によって塩ストレス耐性が向上し、リグニンおよびリグナンの総蓄積量が増加した。さらに、DAP-seqおよびデュアルルシフェラーゼアッセイにより、HpERF144とフェニルプロパノイド関連遺伝子との間に制御関係がある可能性が示された。本研究は、薬用植物におけるストレス応答とフェニルプロパノイド代謝の協調的な制御機構について、新たな知見を提供するものである。
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