年会のご案内
本会は、全国を巡回して毎年春に、“年会” を開催します。年会は、開催地に設置される年会委員会によって企画・運営され、一般講演やシンポジウムなどの研究交流会、参加者が集う懇親会、運営のための評議員会などが開かれます。
会員は年会に参加し研究発表を行うことができます。参加・発表登録の締め切りは例年11月下旬から12月上旬です。研究発表の英文要旨 (PDF) は会員専用ページに掲載されます。
第68回日本植物生理学会年会(2027年京都)
開催期間:開催期間:2027年3月6日(土)〜3月8日(月)(ハイブリッド開催)
会場 :龍谷大学 深草キャンパス
ご挨拶
日本植物生理学会(JSPP)の年会の開催は,Plant and Cell Physiology誌の出版とともに学会の柱となる活動です.JSPPは,日本の数ある生命科学系学会のなかでも非常に高い活力を誇っています.この背景のひとつに,この年会にあることは間違いありません.多くの学会が年会・大会を開催しますが,JSPPの年会は会員の参加率が高いことが特徴だと言われています.これが「年会に参加しなくなると退会すること」を意味するのであれば寂しいことかもしれませんが,会員であることの大きな意義が年会の参加にあることは間違いないでしょう.
では,なぜこれほど高い参加率になるのでしょうか.私の場合,参加することが楽しいからです.研究仲間や新しい研究者との有意義な交流,そして発表から知的好奇心が刺激され,新しい知識も吸収できます.日常から離れて研究のことだけを考えていればよい時間を過ごせるという側面もあるかもしれません.今回,第68回JSPP年会を開催するにあたり,大切なことはこの良さを引き継ぐことだと考えています.年会を引き受ける責任は大きいと感じますが,多くの会員のみなさまの活力のおかげで成功につながることは間違いありません.年会運営はその一助となるよう後押しをするだけと,楽観的に構えています.みなさまには,ぜひこの年会を存分に楽しんでいただきたいと存じます.
京都での年会の開催は,2012年の第53回年会以来,15年ぶりとなります.前回は長谷あきら年会委員長のもと,洛北の京都産業大学で開催されました.今回は,龍谷大学農学部の古本強会員の協力を得て,龍谷大学深草キャンパスで開催することとなりました.龍谷大学農学部は滋賀県の瀬田キャンパスに立地していますが,本年会には京都市南部の伏見区にある深草キャンパスを利用させていただけることになりました.近年,インバウンド観光客には伏見稲荷大社の鳥居などが大人気ですが,伏見は歴史的にも重要なエリアです.京の酒蔵もあり,世代を問わず活気にあふれる街です.
会場となる深草キャンパスはアクセスも良好です.京都駅からはJR奈良線(稲荷駅)と地下鉄烏丸線(くいな橋駅),繁華街の三条・河原町・祇園エリアからは京阪本線(龍谷大前深草駅)が利用でき,いずれも徒歩圏内です.また,キャンパス内には開放的な広場もあります.近年,年会を開催する上で最大の悩みは,多数の参加者を収容できる教室の確保ですが,幸いにも,多数の学生が学ぶ深草キャンパスは大教室がいくつもあり,食堂などの施設も充実しています.
今回は,隣り合う2つの建物を会場に,例年通り,シンポジウム,一般口頭発表,一般ポスター発表,授賞式・授賞講演,高校生ポスター発表などを開催します.懇親会は,深草キャンパスと京阪電車で結ばれた京都市中心部のホテルを利用して開催する予定です.会期は2027年3月6日から8日となります.大学行事との関係で例年より少し早まることは避けられませんでした.ご不便をおかけする方には申し訳ありませんが,卒業前の学生が参加しやすいことや,年会終了後から新年度まで時間があることはメリットではないかと考えています.
対面参加を中心に準備を進めていますが,ここ4回の年会と同様に,会場まで来ることができない会員にもハイブリッド方式によりご参加いただける予定です.ただし,ポスター発表については,準備期間の圧迫やデータの秘匿性への懸念を考慮し,事前アップロードやオンライン公開は行わず,現地でのみの対応となる予定です.
今回の年会は,JSPPの国際化方針に対応し,シンポジウムの英語発表や,すべてのプレゼンテーションにおける英語表記を基本とする方針を継続します.また,Taiwan Society of Plant Biologists (TSPB)とAmerican Society of Plant Biologists (ASPB)の会員はJSPP会員と同等の権利を有することとし,会員価格での参加登録により参加と発表を可能とします.また,龍谷大学は仏教系大学ですが,ムスリムの礼拝(お祈り)にも対応しております.留学生や海外からの研究者にも満足いただける年会を目指していますので,多様な背景をもつ方々にもぜひ参加のお声がけをいただけますと幸いです.
最後になりますが,開催時期は桜には早く,宿泊施設も比較的余裕があるとは思いますが,京都の街では観光客による混雑が常態化しています.早めに宿泊施設の予約をお勧めいたします.年会は準備委員会のみなさまの協力により実現します.お引き受けいただいた準備委員のみなさまに感謝するとともに,委員一同,多くの会員のみなさまを京都年会にお迎えすることを楽しみにしています.2027年3月に龍谷大学深草キャンパスでお会いしましょう!