高校生生物研究発表会

「高校生生物研究発表会」開催のお知らせ

日本植物生理学会は、2010年3月に熊本で第51回年会を開催します。その際に、本学会でも恒例となりました「高校生生物研究発表会」を開催します。この機会に貴高校の生徒の皆様にぜひご発表をして頂きたく、ご案内を差し上げます。

日本植物生理学会は1959年に創立した植物の機能の研究を目的とする学術団体で、大学・研究機関の研究者や大学院生を中心に現在約2400人の会員を擁し、植物を対象とする研究団体としては日本で最も大きな組織です。毎年春に開催される年会には約2000人の研究者が全国から参加し、植物生理学、分子生物学、発生生物学、細胞生物学などの分野を中心に約1000題の研究発表が行われます。熊本では18年ぶりの開催となります。

高校生生物研究発表会では、年会の研究発表(ポスター発表)を行う会場の中に特設会場を設け、そこでポスターを掲示して発表と討論を行います。他校の高校生はもちろん、大学院生や大学教員を相手に大いに議論を深めて頂きたいと思っています。

私どもは植物研究者の団体ですが、高校生の研究発表は植物に限りません。会員の中には動物や微生物も含めたさまざまな生物に対して造詣の深い研究者が多数おりますので、どんな生物を用いた発表でも十分に議論し、アドバイスすることもできると思います。正課活動あるいは部活動などの課外活動で行った研究成果を専門の研究者の前で発表する機会として、ぜひご参加頂ければと思います。また、優れた発表を会員がプロの目で選び、最優秀賞および優秀賞として表彰することも計画しています。

私どもは、高校生の理科教育のレベルアップに貢献するとともに、高校生の皆さんに生物学により一層興味を抱いて頂きたいと願って、このような研究発表会を企画しました。そして、この発表会に参加した高校生の中から、次代の生物学を担う研究者がたくさん現れることを期待しています。

詳細は以下の通りです。ぜひご参加下さるようお願い致します。

第51回日本植物生理学会年会委員長
熊本大学大学院自然科学研究科教授
吉玉 國二郎