日本植物生理学会
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原形質流動を見る
植物細胞内では活発な原形質流動が見られます。大きな液胞を作りながら、動物細胞に比べるとはるかに大きくなる植物細胞では、原形質流動によって物質を攪拌することが必要であると考えられています。原形質流動は、筋肉の収縮と同じように、モーター蛋白質であるミオシンが、ATPのエネルギーを利用してアクチン繊維に沿って滑ることによってひき起こされていることがわかってきました。
熱帯魚屋さんでよく見かける単子葉植物ジャイアントバリスネリアの葉肉細胞は、直方体形をしており、その中では、核(楕円形に見える約15 μmの顆粒)や葉緑体(円形に見える約3μmの顆粒)を含んだ細胞質が一方向に流れています(図1)。原形質流動のパターンとアクチン繊維のパターン(図2)とがよく一致していることがわかります。

 

ジャイアントバリスネリア葉肉細胞の原形質流動 図1:ジャイアントバリスネリア葉肉細胞の原形質流動。ティッシュペーパーの箱のような細胞を、最も狭い細胞壁(末端壁)側から顕微鏡を使ってビデオ撮影。
 
図2:同じ細胞を、アクチン繊維のプローブである蛍光ファロイジンで染色した蛍光像。スケールは10μm。 同じ細胞を、アクチン繊維のプローブである蛍光ファロイジンで染色した蛍光像
 
画像提供:大阪大学大学院 理学研究科
林 晃之氏・高木 慎吾氏
Copyright (C) 2003 The Japanese Society of Plant Physiologists