日本植物生理学会
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オルガネラ間の物質輸送を可視化する
植物細胞内には、小胞体、ゴルジ体、液胞等を始めとする様々なオルガネラが存在しており、それらのオルガネラ間では盛んに物質や情報のやりとりがなされています。ゴルジ体に局在するタンパク質(AtERD2)に緑色蛍光タンパク質(GFP)をつないだものをシロイヌナズナの細胞に発現させると、円盤状のゴルジが細胞内に分布している様子が美しく観察されます。
このAtERD2-GFPとともに、小胞体からの輸送小胞形成を阻害するタンパク質(AtSar1H74L)を発現させると、AtERD2-GFPはゴルジ体に輸送されず小胞体に蓄積し、網目状の小胞体と、小胞体が特殊化したオルガネラである核膜が蛍光を発します。このような解析を通して、オルガネラ間の物質輸送の仕組みを分子レベルで解明することが可能です。

 

オルガネラ間の物質輸送を可視化する
 
参考文献:Plant Journal (2000) 23, 517-525
 資料提供:理化学研究所 生体膜研究室
上田 貴志氏 竹内 雅宣氏
Copyright (C) 2003 The Japanese Society of Plant Physiologists