日本植物生理学会
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花粉で遺伝子を発現させる
 
花粉で遺伝子を発現させる 左の写真は、ある特定の遺伝子がシロイヌナズナという植物の花粉でのみ発現(たんぱく質が合成されること)している様子をGUS−レポーター法という方法を用いて調べたものです。
GUS-レポーター法とは遺伝子の発現を調節している領域(プロモーター領域の後ろに、ある酵素の遺伝子(ベータグルクロニダーゼなど)を人工的につないだものを植物に遺伝子組換え技術を使って組み込んで調べます。

この方法を用いると特定の遺伝子がどの組織で特異的に発現しているか調べることが出来ます。
私たちはこの方法を用いて、液胞膜にあるH-PPaseという水素イオンを液胞内に輸送する酵素のプロモーター領域の一部分を切り取ってGUS-レポーター法によって調べると、左の写真のように花粉でのみ遺伝子の発現を誘導することを見つけました。この花粉特異的プロモーターを利用すれば雄性不稔植物の作成、花粉の飛散防止などに役立つかもしれません。
 
資料提供:京都大学 総合人間学部
佐藤 雅彦・光田 展隆
Copyright (C) 2003 The Japanese Society of Plant Physiologists