これも話の中に出てきました。収量が2倍になったので、単純に考えればタネの数が2倍になったと思われるかもしれませんが、答えはそうではなくて、Cの植物の背丈が短くなったせいです。これはどうしてか。実は植物だけの問題ではなく、20世紀後半は農薬と肥料が非常に安いお金で農業に使えるようになった時代でもあります。肥料をやることは、もちろん収量を上げるためにやるんですが、肥料をたくさんあげ過ぎると、結果として背が大きくなってしまいます。背が大きくなるとどうなるか。すぐに倒れてしまうようになる。肥料をたくさんあげても倒れなくする作物をつくることが20世紀中頃から後半にかけて大きな課題になったんです。それを解決したのが、実は背を低くすることでした。結果として肥料をたくさんあげられることになって収量が2倍になった。答えはCです。
問11 「20世紀後半に 「緑の革命」 という育種的大事業が行われました。これは、イネやコムギの収量が、それまでの2倍に上昇したことを指しますが、この時に改良されたイネやコムギ形質 (性質) は何だったか。」