8.切断と光との関係

長谷部 葉っぱでニョキニョキが出ているか、出ていないか。数を数えてやります (図10)。プロテゥルージョン、出っ張りのことです。ニョキニョキと出るイカの足みたいなもの。これは大体18時間くらいでワーッと出てくることが、このグラフからわかる。次に最初のきっかけは切り離すことだった。他に刺激は必要ないか。切り離すだけでいいか。あらゆる可能性、できるだけ多くの可能性を調べることが大事です。ここで考えるのは光です。植物にとって光は大事です。光合成する。日陰にいるとモヤシくらいは育つけど、モヤシは花が咲かない。光は植物にとって大事だと。光は再生現象に関係するのか。この実験はずっと光を当てた状況での実験です。蛍光灯は付けっぱなしの状態で葉っぱを切って寒天の上に置いて光をあてる。そうすると18時間くらいでワーッと再生してくる。光が影響していることを、どういうふうに調べたらいいか。これは簡単です。真っ暗なところにちょん切って置いてやるとどうなるか。出てこないんですね、これが。何%出ているか。蛍光灯の下だと100%くらい再生する。真っ暗にすると時々、生物は嫌でね、例外が必ずある。5%くらい。変わりものがいて。5%くらい出るんですが、まずほとんど出ない。ということは、どうも光が必要だ。この再生には光が必要なんですね。ちょっと複雑ですよ。今日、一番難しい話。考えてください (図11)。じゃ、いつも光が必要なのか。光がない時に何か起こったりしないんだろうか。こういう実験をしました。赤い矢印のところで葉っぱを切る。これはライトの下に置いておいて葉っぱを切って寒天の上に置いて再生を見る。下のグラフのLLの線です。18時間くらいでワーッと再生してきますよ。今までのグラフです。条件を変える、真っ暗にすると0。今度、切った後で、暗いところでしばらくおいてやろう。葉っぱを切ってやって暗いところに12時間置いてやる。暗いところにおきっぱなしでは再生しませんから12時間置いた後で明るいところに移してやろう。次は切った後、24時間暗いところにおいて明るいところに移してやろう。これは48時間暗いところに置いて、その後明るいところに行こう。どうなったか。

そうするとD48L、48時間暗いところにいたもの。48時間暗いところに置いてライトに移す。ライトに移した後からの再生の時間ですが、ずっと明るいところに置いたものは16時間くらいたたないと再生しない。ところが暗いところに48時間予め置いたものはライトに移した後、すぐに再生を始める。暗いところに予め置いておいて光をあてるとすぐに再生する。ずっと光をあてておくと、ある程度の時間がかかる。ということは再生には光は必要なんだけど、光を必要としない反応もあるということですね。暗いところで何か進んでいて、そこに光をあててやるとワッと反応して再生してくる。光と、光がないことの二つに分けることができる、この現象は。そういうことがわかってきます。

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